目を閉じて浮かんだ
まだ終わらない夢　もう忘れかけた夢

手を伸ばしたけれど　空統べる沈黙
ともした灯　淡く光る

言葉のない　波間を渡る　行き場のない暗闇
崩れ落ちた　眠らない世界の果ての丘で
立ちつくす

肩落としうつむく
声消える面影　色踊る光の粒

頬を伝う　涙の跡に　壊れかけた十字架
疲れ果てた　この身体
雫の森は今も　包み込む

騒ぐ赤い空　響き羽ばたく
黒い牙を剥き　翼広げて

翔た深い夜　闇を切り裂き
光飲み込んだ　叫び轟く

世界覆う雲　雨を落として
嘆きかき消して　涙凍えて

想い遙か　七つの海を　満たして行き　輝く
青い月に問いかけた言葉抱きしめ
永遠に約束を

立ち上がる　無情の火　刻まれた　傷痕深く
優しいその手に　この身を委ねて
涙を拭って　顔を上げ見つめ

流れ落ちる　静寂の星に　この身賭けた祈りを
小さな胸　あふれ出す　熱い思いを　強く
抱きしめて

もう　迷うことなく　手をつないだままで

「勇気、それは最後の希望」