褪せた町並み　肩落とし歩いた
太陽もうつむいた　夕暮れに　ただ一人
小さなこの胸には　輝く夢のカケラ
今　翼もむなしく震えて

人並みに紛れて　存在を隠した
走り去る毎日に　口を閉じ　やり過ごす
醒めないあの夢たち　今では笑い話
でも　心の片隅　何かが疼いた

弱い自分　脱ぎ捨ててみようよ
熱い想い　抱きしめてみようよ
いつまでも終わらない　あの場所まで

懐かしいその声　忘れてた何かを
新しい時の中　虹の矢は　放たれた
透かしたその先には　遙かな道が延びて
今　置いてはいけない　全てを抱えて

星の海へ　こぎ出していこうよ
雲を越えて　突き抜けていこうよ
いつまでも終わらない　あの場所まで

今はここで　立ち尽くしていても
目の前の信号は　全部｢青｣
立ち上がり　笑み浮かべ　あの場所まで

空に向け叫んだ　灰色の空へと
鳴り響く　その声が　消えてゆくその先で
何かが変わり始め　扉が開いてゆく
さあ　痛みを脱ぎ捨てて　背筋を伸ばして

弱い自分　脱ぎ捨ててみようよ
熱い想い　抱きしめてみようよ
いつまでも終わらない　あの場所まで

星の海へ　こぎ出していこうよ
雲を越えて　突き抜けていこうよ
いつまでも終わらない　あの場所まで